子どもの頃、夢中で聴いていたKinKi Kidsの歌。
当時は「メロディが好き」「ふたりが歌っているから好き」だったけど、
大人になった今、あの歌たちの意味が、じわじわと心に沁みてきます。
当時は何となく聴いていた歌詞のひとつひとつが、
今はまるで、自分のことのように感じられる。
誰かと関わることの難しさや、
本当のやさしさがときに自分を傷つけることもあるって、
大人になって初めて知ることもあるから。
たとえば、子育ての中でふと聴いたKinKiのバラードに、
「あれ?涙が出そう」ってなることがある。
小さな手をぎゅっと握られた瞬間、
「守りたい」っていう気持ちが溢れ出して、
その気持ちに重なるように、ふたりの声が響く。
昔は恋の歌だと思っていた曲が、
今は家族への思いや、自分自身へのエールに聞こえることもある。
同じ曲でも、聴く人の年齢や状況で、こんなにも受け取り方が変わるなんて、
やっぱりKinKiの歌はすごいなぁと思う。
剛くんの声には、心の奥にそっと触れてくれるような温度があって。
光一くんの声には、静かに背中を支えてくれる強さがある。
それが一緒になると、なんだかとても安心できる場所になる。
言葉にならない気持ちも、「あぁ、わかってくれてるんだ」って思える。
あの頃の私が夢中で聴いていたKinKiの歌。
そして今、母になった私が、また聴いているKinKiの歌。
違うようで、どこか同じ気持ちで、
ふたりの声にそっと包まれている。
☁️今日のひとこと
昔と今をつなぐ歌がある。ふたりの声が、私の人生のBGM。