子育ての合間、ちょっとひと息つきたいとき。お気に入りの飲みものを片手に、ふんわりと心に染みる音楽が聴きたくなることはありませんか？
そんな時間にそっと寄り添ってくれるのが、KinKi Kidsの『E album（イー・アルバム）』です。
このアルバムは、2001年7月25日に発売された、KinKi Kidsの5枚目のオリジナルアルバム。堂本光一さんと堂本剛さん、ふたりの温かな歌声と、丁寧に作り込まれた楽曲が詰まった作品です。子育て中のママやパパにも、どこか懐かしさとやさしさを感じさせてくれる1枚ですよ。
ふたりの声が織りなす、優しさと情熱
収録されている曲の中でも特に有名なのが、「ボクの背中には羽根がある」や「情熱」といったシングル曲です。「ボクの背中には羽根がある」は、やわらかで伸びやかなメロディが印象的で、まるで天使の羽根のように、ふんわりと心に触れてきます。
そして「情熱」は、その名のとおり心の奥に火を灯してくれるような一曲。力強さの中に、どこか切なさも感じられて、何度聴いても新しい感情に出会えます。アルバムには通常版のほか、アコースティックバージョンも収録されていて、違った魅力を楽しめるのも嬉しいポイントです。
ソロ曲で見せるふたりの個性
このアルバムの魅力のひとつは、堂本剛さんと堂本光一さん、それぞれのソロ曲が収録されていること。剛さんの「百年ノ恋」は、自身が作詞・作曲を手がけており、どこか文学的で深い世界観が広がります。一方、光一さんの「- so young blues -」は、彼らしいスマートでクールな雰囲気が感じられて、KinKi Kidsというユニットの幅の広さが実感できます。
ふたりとも、決して「がんばって前に出よう」としない、自然体の魅力があります。だからこそ、聴いているこちらもリラックスできるのでしょうね。
子育ての合間の「ごほうび時間」に
子どもが寝静まったあとの静かな時間に、ぜひ一度この『E album』を聴いてみてください。忙しい毎日を過ごす中で、心が少し疲れてしまったときにも、このアルバムはそっと寄り添ってくれます。
温かくて、優しくて、そしてちょっぴりノスタルジック。KinKi Kidsの歌は、まるで昔の友達に手紙をもらったような気持ちにさせてくれるのです。
ジャケットには珍しくふたりの姿が写っていないのですが、それもまたこのアルバムの特徴のひとつ。見た目に頼らず、音楽だけで勝負しているような、そんな潔さと誠実さも、ファンの心をつかんで離しません。
- LOVESICK
軽やかなメロディと透明感のあるハーモニーが印象的な1曲。恋に落ちたときのドキドキ感が瑞々しく描かれていて、まるで新緑の季節を感じさせてくれます。 - ボクの背中には羽根がある (E Edit)
KinKi Kidsの代表曲のひとつ。背中に羽根が生えたように、気持ちがふんわり軽くなるような優しい楽曲です。子どもの寝顔を見ながら聴くと、涙が出そうになる温かさがあります。 - No Control
ちょっとミステリアスでクールなサウンドが心地よい曲。気持ちを切り替えたいときや、夜のひとときにぴったりの一曲です。 - 百年ノ恋（堂本剛ソロ）
深く、重厚で、まるで物語のようなラブソング。剛さんの感性が全開で、子育てのあわただしさからふっと離れ、心の奥に旅するような感覚になります。 - Father
親という存在への想いを感じさせる、しみじみとしたバラード。大人になって振り返る家族のこと、そして今自分が「親」であること…そんなことを考えさせられる1曲です。 - 手を振ってさよなら
どこか切ない別れの歌ですが、温かな記憶が一緒に込められています。日々の小さな「さよなら」が大切な思い出になることを、静かに教えてくれます。 - Broken冷蔵庫
ユニークなタイトルですが、実はとてもキャッチーでクセになるポップな一曲。ちょっと笑えて、でもどこか切ない、不思議な魅力があります。 - 情熱
力強いリズムとメロディに、想いの強さが乗せられた名曲。日々に迷ったとき、そっと背中を押してくれるような心強さを感じます。 - Love U4 Good
甘くスウィートなラブソング。夜の静けさの中でそっと流したくなるような、ロマンチックで心がとろける一曲です。 - – so young blues -（堂本光一ソロ）
光一さんのクールな一面が光るナンバー。さりげない哀愁が漂いながらも、前に進もうとする若い力強さがにじみ出ています。 - HONEY RIDER
ポップで軽快、聴いているだけで自然とリズムに乗りたくなってしまうような楽しい曲。お掃除やお料理のBGMにもぴったりです。 - 月光
しっとりとしたピアノと、幻想的な雰囲気が魅力的。夜空を見上げたくなるような、静かな時間にぴったりのバラードです。 - 情熱 (Acoustic Version)
原曲よりも柔らかく、あたたかみのあるアコースティックアレンジ。疲れた心にそっと寄り添ってくれるような優しさに包まれます。
このアルバムは、忙しい日常にそっと寄り添ってくれる音楽の贈り物のような存在です。ふたりの声が、どんなときでも聴く人を励まし、癒し、そして笑顔にしてくれます。
