英検準1級は、日本の英語検定試験の中でも上級者向けの資格で、「英語を実践的に使いこなせる能力」を求められます。そのため、英語学習者にとっては高い目標となる一方、「どれくらい難しいのか?」と不安に感じる方も多いかもしれません。
以下に、英検準1級の難易度について、各試験セクションや求められるスキルごとに詳しく解説します!
1. 英検準1級はどのくらいのレベル?
英検準1級は、日本の英語教育基準(CEFR)で言うとB2~C1レベルに相当します。このレベルの特徴を簡単に説明すると:
- B2レベル(上級中級)
日常会話はもちろん、学術的な話題や専門的なテーマについても意見を述べたり、複雑な文章を読んだりする能力。 - C1レベル(上級)
より高度な議論やディスカッションに対応でき、ビジネスやアカデミックな場面でも不自由なく対応できるレベル。
例えば、英語圏で大学に通う準備段階くらいの能力が求められる、と考えるとイメージしやすいでしょう。
2. 各試験セクションの難易度
英検準1級の試験は、「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」の4つのセクションで構成されています。それぞれの難しさを見ていきましょう。
(1) リーディング(長文読解+語彙問題)
- 難易度: ★★★★☆
準1級のリーディングは、特に「語彙力」が問われます。難解な単語やイディオムが多く登場し、例えば以下のようなテーマが扱われます:- 環境問題(気候変動、リサイクルなど)
- 国際情勢(経済、政治、紛争など)
- 科学技術や医学に関する話題
長文読解の文章も専門的な内容が多く、背景知識があると有利です。「速読力」も重要なので、普段から英字新聞やニュースサイトに触れておくと対策になります。
(2) ライティング(エッセイ問題)
- 難易度: ★★★★☆
英検準1級のライティングでは、指定されたテーマについて、120~150語程度のエッセイを書く必要があります。例えば、「テクノロジーの進化は社会にとって良いことか?」といった抽象的なテーマが出題されます。
求められるスキル:
- 自分の意見を述べる(主張)
- 意見を支える理由を2~3つ挙げる
- 文章全体を論理的に構成する
英語で論理的な文章を書く力が必要になるため、日本語であらかじめ意見を整理する練習も有効です。
(3) リスニング
- 難易度: ★★★☆☆
準1級のリスニングでは、3つのパートがあります:- モノローグ(短いスピーチを聞いて内容を問う問題)
- ダイアログ(日常会話や議論を聞いて答える問題)
- 複数のスピーカーが登場するやや長い会話
特に難しいのは、スピードの速さや話題の幅広さ。日常会話だけでなく、学術的な内容も含まれるため、内容を聞き取りながらメモを取る練習が効果的です。
(4) スピーキング
- 難易度: ★★★☆☆
面接形式のスピーキングテストでは、与えられたトピックに基づいて1分間スピーチをし、その後に質疑応答があります。
例えば:
- 「地球温暖化の解決策についてどう思うか?」
- 「スマートフォンの普及による利点と問題点」
自分の意見を瞬時に考え、簡潔に答えるスキルが求められるため、英語で意見を述べる練習が必要です。面接官の質問に対して「Yes/No」だけでなく、理由を添えて答えることが重要です。
3. 英検準1級に合格するための勉強時間
英検準1級の合格に必要な学習時間は、現在の英語力によって異なりますが、目安は以下の通りです:
- 英検2級に合格している人の場合:500~600時間程度
- TOEIC600~700点レベルの人の場合:300~400時間程度
特に準1級は語彙力が重要なため、地道に単語帳を繰り返すことが合格への近道です。
4. 英検準1級は「難しい」けれど魅力的!
「英検準1級は難しいの?」という質問に対する答えは、**「確かに難しいが、挑戦する価値がある」**です。特に以下のメリットがあります:
- 語彙力や表現力が飛躍的に伸びる
準1級の対策を通じて、日常会話だけでなく、仕事や学術的な場面でも使える語彙が身につきます。 - 国際的な資格として活用できる
英検準1級は国内外で高く評価されており、大学入試や就職活動にも活用可能です。 - 英語学習のモチベーションがアップする
準1級を目指すことで、具体的な目標ができ、学習を続ける意欲が湧きます。
5. どんな人におすすめ?
- 英語の基礎がある程度できていて、さらに上を目指したい人
- 仕事や学業で高度な英語を必要としている人
- 資格を通じて実力を証明したい人
特に「語彙力をもっと伸ばしたい!」と思う人にとって、準1級の学習はピッタリの挑戦になります。
おわりに
英検準1級は確かに難しい試験ですが、しっかりと準備をすれば必ず合格が見えて来ると言われてます。少しずつでも継続して学習を進めれば、「意外と自分でもできるかも!」と思える瞬間が訪れるはずです。
そう信じて。。
まずは単語や過去問を少しずつ進めてみようと思います。お互いに頑張りましょう! 😊